第3世代高性能3Dプリンター
遂に発売開始
次世代の3Dプリンターに求められる要素はエンジニアリングプラスティックを扱うことのできる高度な温度管理技術です。Zortrax Endureal LPD Plus は3Dプリンター内のフィラメント温度を、各処理段階で厳密に制御し、3Dプリントされた部品の精度および機械的特性を最高のレベルで実現します。

最高480℃対応のエクストルーダー
エクストルーダー(押出機)は、カーボンファーバーフィラメント、PEEK、またはその他の要求の厳しいスーパーエンプラの処理をサポートするために、超高温で動作します。
最高200℃まで加熱可能なチャンバー
スーパーエンプラを造形する場合、最高の機械的特性を実現するために、チャンバーの温度を正確にコントロールすることが不可欠です。
最高220℃まで加熱可能なプレート
ビルドプラットフォームは、スーパーエンプラに適した温度をサポートします。
最高の断熱技術を筐体に採用
遮熱されたフィラメント供給部は常にフィラメント残量や停止、補給、再開がやりやすいように設計されています。
メンテナンスキットを装備
Zortrax Endurealの主要コンポーネントは、ユーザーが簡単に修理できるように設計されており、主要交換部品をあらかじめメンテナンスキットとして同梱しています。さらに1年間は無償でのオンサイト保守も価格に含まれています。
2年目以降は別途オンサイト保守契約を締結していただく必要がございます。
Industrial safety systems
Zortrax Endurealには、ハイテク製品の開発プロジェクトを中断なく行うために、リアルタイムで動作する30を超えるセンサーがあります。

停電対応
停電が検出されると、Endurealは内蔵コンデンサに蓄えられたエネルギーを使用して印刷ヘッドの正確な位置を保存します。このようにして、電源を入れ直したときに同じ場所から印刷を再開できます。

監視
チャンバー内に設置された耐熱カメラを使用して、進行状況をリモートで監視できます。このカメラはライブビデオストリーミングが可能で、厳しい条件で動作するように設計されています。

フィラメントセンサー
フィラメントが詰まったり消耗したりした場合、個別のセンサーが常に状態を監視します。プリンタはまた、フィラメントスプールの重量を監視して、造形プロセスを完了するのに十分な材料があるかどうかを判断します。

フィラメント収納庫
フィラメントの収納庫は、フィラメントを保管するための最適な環境を作成します。吸湿性の高い素材に適したレベルまで、湿度を下げる吸湿剤が装備されています。
幅広いセンサーによりZortraxEndurealは常に最高のパフォーマンスを発揮します。
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温度センサーは、過熱を防ぐために重要なコンポーネントの温度を常に測定します。
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静電容量センサーは、ビルドプラットフォームとノズルの相対位置を測 定して、キャリブレーションが適切であることを確認します。
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光学センサーは、すべての軸において正確な位置決めを保証します。
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ファンセンサーは、ファンが切断されているか誤動作しているかを即座に検出して、適切な冷却を確保します。
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エクストルーダーセンサーは、フィラメントの切断または機械故障を検出して、シームレスな操作を保証します。



産業用3Dプリンターに最適化したビルドボリューム
400 x 300 x 300 mmのビルドボリュームは、フルサイズの産業用造形物を収容するのに十分な大きさです。耐熱性可溶性サポートの採用により、どんなに複雑な内部構造を持ったモデルでも造形することが可能です。
幅(X) 深さ(Y) 高さ(Z)
400mm 300mm 300mm
デュアルモード時は390 x 290 x 290 mmとなります。
Z-PEI9085 航空宇宙グレードポリマー
耐久性のあるポリエーテルイミドブレンドに基づいたZ-PEI9085は、アルミニウム6061に匹敵する強度対重量比を持ち、耐熱衝撃性がはるかに優れています。この材料は、主に航空宇宙および自動車工学のアプリケーション向けに設計されています。
Z-PEEK 宇宙グレードのアウトガス対応フィラメント
Z-PEEK は地球上で最も強力なポリマーの 1 つです。ステンレス鋼に匹敵する強度対重量比と、地球低軌道環境への曝露に適した熱特性を備えています。Z-PEEK は、ECSS-Q-ST-70-02C 規格で指定された ESA のガス放出要件を満たしています。
Z-PEI 1010 堅牢で熱的に安定した工業用材料
Z-PEI 1010 は、Z-PEI 9085 と同じポリエーテルイミドのファミリーに属しますが、剛性が高く、熱たわみ温度が高く、耐薬品性がより広くなっています。 このフィラメントは、化学産業、自動車、および大量生産が可能なマテリアルです。
最先端の研究プラットフォーム
ZortraxEndurealの機能をさらに拡張するために絶えず取り組んでいます。この3Dプリンターは、NASAや欧州宇宙機関の支援を受けて多くの共同研究プロジェクトで使用されています。

工業規格の
デュアルエクストルーダー
Endurealは、高温フィラメントに使用可能な耐熱サポーート材を開発しました。
エクストルーダー機構とケーブル類は、弾性のあるナノポーラス絶縁体でメインチャンバーから熱的にシールドされ、可能な限り低い熱伝導率を実現します。
Endurealは、エンジニアリングプラスティックを造形するために最適化され設計されておりますが、通常Mシリーズで使われているZ-ULTRATPlusやZ-ESDなど費用効果の高いさまざまなフィラメントも造形可能です。
プリンタは、シングルモードとデュアルモードの両方をサポートしています。

Endurealには、高性能ポリマーの適切な接着を確保するために、PEIフィルムで覆われたアルミニウム
ビルドプラットフォームが装備されています。プラットフォームは220℃まで加熱できます。

統合型プロトタイピング
Zortrax Endurealがサポートする幅広い材料により、1つの製造装置を使用して、初期の低コストのプロトタイプから最終的な高性能部品に移行することができます。
他のMシリーズとの連携
Endurealの主な目的は、非常に高度な素材から重要なコンポーネントを造形することですが、Zortrax製品は、拡張性の高いモジュラーシステムを採用し材料からスライサーソフトまで統一されたシステム構成になっているため、初期のプロトタイピングは、MシリーズプラスやM300デュアルなどの3Dプリンターで行い、Endurealへと連携して作成することが可能です。


クラウドベースの管理
ネットワーク対応のすべてのZortrax3Dプリンターと、それらの実行を担当するスタッフは、Zortrax inCloud管理サービスを使用してリモート管理できます。
ProfessionalおよびEnterpriseのinCloudサブスクリプションプランを使用すると、3Dプリンターが割り当てられたチーム全員にクラウドベースのコンソールが割与えられ、人的および造形リソースがどのように使用されたか整然と記録され、検証作業などを含めて統一的に管理することが可能です。
無制限の拡張性
Zortrax産業用システムは、追加の統合コストをかけずに、いつでも新しいデバイスを追加できるように設計されています。
生産量を増やしたり、Endureal 3Dプリンターを増やしたり、後処理機能を拡張するためにApollerデバイスを増やしたり、コスト効率の高いMシリーズマシンを増やす場合は機能ごとに素早く増設可能です。


低コストでかつ高い柔軟性
Mシリーズマシンと機能的に連携するEndurealやApollerなどの後処理デバイスで構成されるZortrax産業用システムは、やり直しに遭遇してもコストもかからず、簡単にあらゆるフェースに戻ることが可能です。
Endurealでターゲット材料から最終部品が造形される段階に達したプロジェクトでも、Zortrax inCloudで数回クリックするだけで、Mシリーズマシンを含めた最初のプロトタイピングにまですばやく戻すことができます。
