フィギュア作成時の注意点として、シームの場所を考えて向きを調整するという記事を載せましたが、Z-SuiteVer1.6.1のADVANCEDモードにはシームのランダム指定があります。
ランダムを指定すると周回部を造形後、内部へ移動しまた周回部へ戻るとき、前回と別の場所から書き始めます。このように造形開始点と終了点を変化させることによってFDMプリンタでは不可避であったシームの発生が防げるのです。
しかし、その代償としてスポットがランダムの発生し表面の荒れにつながってしまいます。
M200はもともと積層痕がほとんど目立たない、滑らかな表面をしているのですが触ってみるとその差がわかります。
かといって、シームがまともに出てしまうのは後処理的には不都合が多いのではないでしょうか。造形した感触ではフィギュアの場合は十分実用的だと判断します。
以下の写真はサポートを外し、ヒートガンでサポート痕を消しただけのものです。
背中も非常にきれいです。
data : https://shade3d.jp/data/3dprinter.html [立ち hanako]