M300がInventureを追い越して発売になり、本日入荷しました。
早速ショールームの展示機を開封し、M200との違いをレポートしたいと思います。
1.
外箱の大きさは縦84cm、38kg(実測)でした。初期のカタログデータでは総重量は50kgあるはずなのですが、意外と軽くてよかったというのが実感です。
2.
エクストルーダーへのケーブルが固定されている。
これまでエクストルーダーケーブルの固定不良が原因でケーブルが断線する故障が起きていました。今回、この固定部品でケーブル不良が減るのではないかと思います。
3.
ヒーテッドベッドへ基盤から来ていたケーブルが、2本から1本へ減り故障の可能性が減りました。ただし、センサー用コネクターはベット上にあるので造形物をとるときに傷つけないように配慮することはM200と同様です。
4.
M200用にスライスしたデータ(Z-CODE)は読み込めませんでした。Z-SuiteでM300を指定して再度スライスする必要があります。
ABS,ULTRATなどでは25cm3を超える造形物は収縮が大きく、剥離が発生することが報告されています。従ってHIPS,GLASS,PETGのみが選択可能となっていますがM300を最初の3Dプリンターとして選ぶユーザーには20cm3以下の造形をABS系のフィラメントを使用したいという要望があります。
今後Z-Suiteの仕様変更を要望していきますが、緊急避難的にHIPSでスライスしたデータでABS系を使用した場合の違いを自主的に実験していきたいと思います。