
Zortraxの各フィラメントで同じデータを比較用に造形してみました。
Ultimaker2+、Printrbot Simpleでも造形しましたので参考として載せています。
(http://www.thingiverse.com/thing:769137 1/100 Tiger I mid)
積層ピッチは基本0.14mmでZ-ABSは0.19mm、Printrbotは0.1mmで造形しています。
UltimakerとPrintrbotのスライサーはCuraを使用しました。
Zortrax M200
1. Z-ABS Cool Grey
2. Z-ULTRAT Neon Pink
3. Z-PCABS Ivory
4. Z-GLASS Natural
5. Z-PETG Grey
Zortrax M300
6. Z-PETG Grey
7. Z-HIPS Natural White
Ultimaker2+
8. eSun PLA Pink
Printrbot Simple(Ubis 13 Metal Hot End+0.2mmノズルに換装)
9. eSun PLA Green
造形で比較しやすいのはボディでは後方ラジエターのスリット部分、前方の機関銃、転輪
砲塔は上部の造形物、砲身横の機銃などです。

造形の向きはボディは後部を下に、砲塔はそのままです。
1. Z-ABS
これだけ「ものづくりマッチング会場」で造形したので0.19mmピッチです。
0.14mmとは砲塔の斜めになっている箇所の積層で見分けがつきます。
2.Z-ULTRAT
Z-ABSより硬いのでその分、サポートが取りやすいと感じました。
また、細部が一番はっきりしています。
3.Z-PCABS
Z-フィラメントの中では一番反りやすいイメージですが、このサイズでは問題ありません。造形もきれいにできています。
4.Z-GLASS
見にくいですが、細部はZ-ABSより若干甘いように見えます。
また、サポートと本体の境が分かりにくいです。
そもそもデザインがZ-GLASSの用途とは違うので参考までに...
5.Z-PETG(M200) ,6.Z-PETG(M300)
M200とM300両方で造形しました。見た感じ違いはありません。
上面の細かな部分が潰れています。
M300のボディ後部の造形物はサポート除去中に誤って取ってしまいました。
糸を引きやすいです。

Z-PETGは収縮がほぼ無いので左画像のようなボルトとナットを造形すると他のフィラメントよりスムーズに回せます。
7.Z-HIPS
M300の標準フィラメントです。
白だと細部が見にくいですが、Z-ABSと同じ精度に見えます。
Z-ABSより硬い分、削れやすい気がします。
8.eSun PLA(Ultimake2+)
サポートをつける角度をZ-SUITEと同じ10度にしたのですが、転輪部分にはサポートはつきませんでした。
接地部分はZortraxより若干悪いですが、精度はさすがUltimakerです。
9.eSun PLA(Printrbot Simple)
0.2mmノズル(標準は0.4mm)の恩恵で細かなディテイルもできています。 砲塔上部の部品も細かく出ていますがキューポラの部分が円ではなく角ばっています。
積層の段差が分かりやすい(=XY精度)ですが、価格を考えると健闘しています。
それぞれのフィラメントで向き不向きもありますので、目的にあったフィラメントを選択するのが重要です。
あくまでも造形してみた個人の感想ですので正確に計測した訳では無いのですが、ご参考になれば幸いです。
番外編
FDMではノズルサイズが0.4mm近辺が主流ですので、上面より側面の方が細部が出やすいので向き、角度が重要です。また、底面は荒くなります。
造形物の精度、強度、サポートの付き方等で角度を変えてみるのも良いかもしれません。
Z-ABSで同じデータを90度変えた状態でYellowがボディ下部が下、Cool Greyはボディ後方が下で造形しました。