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High Temp PLA 耐熱テスト

Proto Pasta High Temp PLA(HTPLA)の耐熱テストを行いました。


Proto Pasta HTPLAは通常のPLAと同じ設定でプリントでき、後処理で熱を加えることで耐熱性能が向上します。


 

テストデータ

使用フィラメント

Proto-Pasta HTPLA(Aromatic Coffee) 

使用3Dプリンタ

FLSUN S1 Pro

データ

150 x 20 x 5 mm

スライス設定

レイヤーピッチ 0.2mm


壁厚 3ライン


トップ・ボトムレイヤー 3層


インフィル 15%

比較用に熱処理と非熱処理で各4本プリント Aromatic Coffeeなのでコーヒーの匂いがショールームに蔓延しました☕️
比較用に熱処理と非熱処理で各4本プリント Aromatic Coffeeなのでコーヒーの匂いがショールームに蔓延しました☕️

熱処理(アニーリング)は定温恒温機で120℃ 1時間行いました。


ソリを抑えるため硅砂に埋めて行いましたが、縮みと冷める前に出してしまったので若干の歪みがあります。


 

耐熱テスト

庫内を設定温度に温めてから試験板を入れています。手前が熱処理、奥が非熱処理

100℃ 30分

非熱処理は庫内に入れた直後に曲がりました
非熱処理は庫内に入れた直後に曲がりました

120℃ 30分

100℃と同様に非熱処理はすぐ曲がりました
100℃と同様に非熱処理はすぐ曲がりました

140℃ 30分

非熱処理があまり曲がっていないのは、高温のため庫内に入れた直後に熱処理と同じ変化があったのかもしれません
非熱処理があまり曲がっていないのは、高温のため庫内に入れた直後に熱処理と同じ変化があったのかもしれません

150℃ 2時間

140℃と同様なので、加熱時間を2時間にしてみましたが熱処理したものは形状に変化はありませんでした
140℃と同様なので、加熱時間を2時間にしてみましたが熱処理したものは形状に変化はありませんでした

加熱だけで加圧はしていなかったので、150℃の庫内から取り出した後捻ってみました。

予想より形状を維持しています

 

耐熱フィラメントが必要だけどスーパーエンプラまでは必要ない場合の選択肢にHTPLAは面白い選択だと思います。


今回は3Dプリンタはテストを兼ねてFLSUNを使用しましたが、Zortrax 3DプリンターでHTPLAをプリントする際はHotendを専用にすることをお勧めします。

また、Aromatic Coffeeはコーヒー臭☕️が発生しますので、Matte Fiberの方が使いやすいかもしれません。


商品ページ


 

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